京都の街には、魅力的なスポットが随所にありますが、
「
哲学の道」もそのひとつです。
〇
<哲学の道とは>
京都市左京区にある小道で、南禅寺付近から銀閣寺ま
での
琵琶湖疏水沿いの
散歩道。
哲学者・
西田幾多郎氏がこの道を散策しながら思索に
ふけったことからこの名がついたと言われます。
「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の
道」と呼ばれるようになったとされており、日本の道百選に
も選ばれている散歩道です。
道の中ほどに歌碑があります。
「人は人 吾はわれ也 とにかくに
吾行く道を 吾は行くなり」
西田幾多郎氏の詠んだ歌です。
〇この歌に注目してみましょう。
人は人
吾はわれ也 とにかくに・・・
吾(われ)が4回出てくるのですが、上記のように1か所
だけがひらがな表記となっています。
主語の吾は、主語を表わす言葉で、われのほうは、
「今あるこのわたし自身」という区別をつけた
のでしょうか。
英語で表現するなら、
I am myself. のように。
平仮名で書かれた「われ」は、とても柔らかい視覚効果
があります。
〇どんなに羨ましくても、他人の人生を代わってもらって
生きることはできません。
それならば、羨ましいなどと思わず、「自分は自分」と、
良い意味で開き直り、自分にしか歩めない人生を生きろ
と、西田先生の歌に励まされたように思ったのです。
皆さまの解釈や、如何に?
今日の英語
I will go my own way,
whatever others say.
人がなんと言おうと我が道を行く。
※頑固な要素だけでない、自立心や個性が光る
「我が道」でありたいものです。
単語
my 私の
own 自身の
way 道
whatever 何を〜しても
other(s) 他人
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See you tomorrow!
道というと、田舎の風景をイメージしてしまう・・・。